ただ演出は通常リングと比べられないくらい面白い。笑い〉恐怖 これは強さの拮抗した2人が合体したものかと思っていたのですが、実際は貞子の方が強い状態だったことを考えると、これは貞子が伽椰子を取り込んだ状態なのではないでしょうか。つまり、このバトルの勝者は貞子だったと考えられます。 日本ホラー映画の2大タイトル『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子が、恐怖の共演を果たすことで話題となった『貞子vs伽椰子』。合わせちゃいけない2つを合わせたコラボ映画が成功してホラー映画になるのか、失敗してギャグ映画になるのか楽しみにしていたのですが、個人的にはホラーでもギャグでもない映画だったと感じました。今回はそんな貞子vs伽椰子についての感想・考察を詳しくご紹介していきます。結末についてのネタバレを含みますので、映画視聴前の方やネタバレを避けたい方はご注意ください。目次観たら2日後に死ぬという呪いのビデオを観てしまった有里と夏美。恐怖した2人は都市伝説について研究している大学の森繁先生に相談し、お祓いをしてもらうことになります…。 一方、入ったら呪われるという呪いの家のそばに越してきた鈴花。小学生4人組の行方不明、友人にあの家に近付くなと助言されて呪いの家に関わらないようにしますが、なぜか呪いの家が気になってしまいます…。 そんな彼女達の前に現れた謎の霊能者・経蔵と珠緒。2つの呪いを消すために、呪いの元凶である貞子と伽椰子同士をぶつけようと考えます。勝つのは貞子か?伽椰子か?日本ホラー映画の2大タイトル、『リング』シリーズの貞子と『呪怨』シリーズの伽椰子が対決する異色のホラー映画です。日本ホラー映画の2大タイトル『リング』と『呪怨』を組み合わせた映画で、恐怖のホラー映画になるのかギャグ映画のようになるのか楽しみにしていたのですが、登場人物に関しては疑問点が多く、怖くもなくそこまで面白くもない中途半端な作品でした。特にメインとなるはずの貞子と伽椰子のバトルといったら…。本家であんなに怖かったはずの『呪怨』の俊雄君と『リング』の貞子は、今作では全く怖くありませんでした。俊雄君は登場人物達の足元から覗き込んでいたり、家に侵入してきた人々に襲い掛かったりしているのですが正直怖くはありません。足元から覗き込んでいる表情はやや白目がちに変顔をしているようにしか見えず、飛び掛かって襲い掛かっている姿はどこかの原住民のようにしか見えませんでした。少し俊雄君役が長身過ぎるのも気になります。本家呪怨の俊雄君は確か小柄な少しムチッとした少年だったと思うのですが、今作の俊雄君は手足がすらっと長く細身・長身な少年だったので、俊雄君のイメージとは合わないように感じました。 貞子は最近の始球式での姿やTwitter・TikTokなどSNSでのポップなイメージが強くなり過ぎてしまったためか怖くなく、トレードマークの黒髪がサラサラでキレイだなくらいにしか感じませんでした。既存のリングを観れば恐怖を感じるのかもしれませんが、今作での貞子にはホラー要素ありませんでしたね。伽椰子はあの印象的な声と、記憶に残った恐怖感から少し怖いかもと思う部分はありましたが、登場するシーンがそもそも少ないですし、伽椰子と対をなす俊雄君・貞子のホラー要素のなさからか本家に比べると全く怖くはありませんでした。自分の意思で呪いのビデオを観たのにもかかわらず全て有里のせいだという夏美、それでも夏美を助けたい・呪いをなくしたいという有里、夜中廃墟に向かい両親を巻き込んだ鈴花の心理や行動が理解できず、個人的にはどうしても好きにはなれませんでした。作品として、他人のために動き回るヒーローキャラやゲスい悪役キャラというのはどうしても必要なのかもしれませんが、キャラが何とも全体的に中途半端です。有里の他人を助けたいと言う割には森繁先生や霊能者法柳、経蔵、珠緒など周りの人物を次々に巻き込み続け、悪びれることなく自分の命はいいから他人は救いたいと言い続けている姿はヒーローキャラとしてもイマイチですし、ストーリーの中で踊り続けるキャラとしてもウザイだけで共感することができませんでした。心霊関係の出来事に恐怖するしかなく、呪いを消すためにはプロである経蔵と珠緒に頼るしかないと分かっているはずなのに、「私の家にも土足で上がり込むのかと思った」と悪態をつく有里の姿は理解に苦しみましたね。助けてくださいと泣いてすがるならまだしも、これから助けを求める人物になぜあんな悪態をつくのか…よくわからない行動です。 鈴花が夜中に廃墟に入るのも理解できません。入ったら危ないと分かっているはずなのに少年を助けるためなのか廃墟に入り込み、そのせいで迎えに来た優しい両親が殺されてしまうのは何とも納得いきません。個人的にはその後、鈴花の家で鈴花と有里でお茶を飲んでいるときに有里がわざわざ「静かだね…」と言ったのも謎です。両親を失ったばかりの年下の少女の傷をえぐるようなことを何故わざわざ言うのか、他人を救いたいという割には他人の心は全く理解できない言動で、有里が徹底的に受け付けなくなってしまいました。有里と夏美の貞子による呪い、鈴花の伽椰子による呪いを解くために現れる経蔵と珠緒ですが、結局なんだったのか、どんな人物だったのかは謎のまま終わっています。私には手に負えないと霊能者・法柳が呼んだ事、オカルト系に通じる森繁先生が経蔵の名前を知っていたことから、霊能者として有能な人物なのだということは分かるのですが、その辺の話はかなりカットされています。その経蔵も結局は貞子と伽椰子の衝突の余波のようなもので吹っ飛ばされて死亡しているので、お助けキャラとしては少し残念な立ち位置ですね。 視覚障害があるけれど霊的なものを見ることができるらしい珠緒も、謎多きキーキャラかと思いきや最後は貞子と伽椰子が融合したものと俊雄に迫られ、鈴花と怯えるだけで終わってしまっているので、結局どんなキャラだったのかは分からずじまいでした。メインは貞子と伽椰子という2大タイトルの恐怖の象徴、その呪いにかかった少女たちということでこの2人の重要度は低いのかもしれませんが、サブキャラとしては目立ち過ぎているし、メインにしては影が薄い感じが何とも中途半端で必要なキャラだったのか疑問が残ります。今作ではタイトルの通り、貞子と伽椰子のバトルがメインとなるはずなのですが、貞子と伽椰子の呪いにまつわる前振り、呪いに怯える3人の少女の話が長くなりすぎたためか、肝心のバトルはお粗末なものでした。ようやく貞子と伽椰子のバトルらしいものが始まったのは映画が終わる15分前からでしたし、貞子は髪の毛を駆使して戦っているのですが伽椰子側には特に能力となりそうな特徴がなかったためか、基本襲い掛かって引きづり込むばかりでバトルとしては何とも映像映えしないものでしたね。そこに経蔵が介入し、貞子の一部ともいえるビデオテープを伽椰子側に渡したことでまた動きがあるかと思いきやそれは貞子に即阻止され、その後は有里・鈴花側に画面移動してしまったので、バトルはここでほぼ終了となりました。 短い戦いで映像映えしないグダグダのバトルでした。もし貞子と伽椰子を本気でバトルさせようと思うのならば、貞子が髪を操るように伽椰子側にも何か呪いの能力が欲しかったですね。例えば呪いの力で相手の下顎を破壊する、カッターナイフで切り付けられた伽椰子と同じように体中に切り傷ができるなど、何か攻撃できる能力が欲しいところです。映像・ホラー映画としての恐怖は呪怨の伽椰子の方が強かった印象がありますが、バトルに関しては髪という特徴があった貞子の方が動きやすかったのかもしれません。貞子と伽椰子のバトルシーンではそんなことばかりを考えていたため、恐怖といったものは一切ありませんでした。これはホラー映画なのかな?と思うほどで、せっかく日本ホラー映画でも有名な2作品のキャラが揃っているのに、それぞれの作品の恐怖も薄める様な出来栄えでした。 特に最後の結末はひどいものでしたね。貞子と伽椰子が衝突したために2人を合わせた謎の化け物が生成され、それを封印したと思えば貞子の恰好をして伽椰子の声・動きをする謎の状態になって出てきたときには、笑いも恐怖もなくただぽかーんとしてしまいました。ホラー映画としてもバトル映画としても1番取ってはいけない選択肢を選んでいる気がして、斬新ではあるのかもしれませんが作品としてはどうなのでしょう。その後、井戸で涙を流す有里、合体した貞子・伽椰子と俊雄に迫られ恐怖する鈴花と珠緒というシーンで映画が終了していますが続編があるのでしょうか?これで完結するには何とも中途半端な状態でしたが、もしこれで完結ならば結局身を投げた有里や呪いを消すために経蔵と珠緒がやってきたこと、鈴花が生存していることは無意味ということなのでしょうか。せめて2人が合体したならば生存者を残さずにキッチリ殺しきり、その後合体してしまった2つの呪いはどうなるのかまで描いてほしかったですね。 もし続編をつくるつもりならば、今度は合体した貞子と伽椰子の呪いにかかってしまった人物が、その呪いを逃れるために2人を元の状態に分裂させようとするのでしょうか…。このままくっついた状態では本家映画の方に矛盾が出てしまいますし、そうすれば元通りになるので物語としては一応丸く収まるのかなとは思いますが、1でしたことは全て無駄になりそうです。タイトルからして、ホラーといいつつギャグになってしまう映画なのだろうなと思ってはいたのですが、個人的にはホラーでもギャグでもない映画でした。日本で有名な2大タイトルの呪いを解くために呪い同士をぶつけるという展開は良かったのですが、余計な前振りばかりが長くてバトル要素は弱いですし、中途半端なためにホラー要素も薄れてしまうしでストーリーが展開についていけていないように感じました。ホラー要素を強めたいならもう少し映画呪怨に寄せて、俊雄君ばかり主張せずに伽椰子の呪いを強めに描いた方がよかったですし、バトル要素を強めたいなら伽椰子側に攻撃できる能力を与えて前振りは短くしてほしかったですね。とにかく伽椰子のインパクトが弱かったように思います。 もしギャグに走るのであれば中途半端にホラーやバトルの要素を入れるのではなく、もう少し真面目に作り込みながら全体のバランスを整えてほしかったです。もしくは映画『全てが中途半端だったために、ホラーとしてもバトルとしてもギャグとしてもつまらない状態が最後まで続いていきます。レビューを調べてみると監督らしい作品、笑える作品として高評価もあるようなのですが、個人的にはそういった楽しみ方はできませんでした。貞子vs伽椰子のバトルは結局どちらが勝利したのか、謎の合体結末についての考察と、ふっと気になった今後の貞子についての考察をご紹介していきます。映画自体は正直微妙だったのですが、こうして考察して楽しむ分には面白かったですね。あくまでも個人的な考察なのでこれが正解というわけではありませんが、こういう考えもあるのかと参考程度にみて頂ければ幸いです。強さの拮抗した2人をぶつけることで両者を消そうと考えた経蔵でしたが、それは失敗したと言って裏手の井戸まで退却しています。見る限り、貞子と伽椰子の戦いでは髪の毛を操る貞子の方が強く伽椰子の方が負けそうな状態で、貞子の弱点であるビデオテープを伽椰子側に渡してもあっさり阻止されてしまったため、伽椰子側に勝ち目はないと見限ったのではないでしょうか。つまり2人の強さは拮抗した状態ではなく、貞子の方が強いと考えられます。 最後に貞子と伽椰子がぶつかり、貞子と伽椰子が合体してどちらともつかない化け物の状態になり井戸に封印されてしまいますが、その後井戸の封印を解いたときには、貞子の恰好をして伽椰子の声と動きをする状態になって出てきます。これは強さの拮抗した2人が合体したものかと思っていたのですが、実際は貞子の方が強い状態だったことを考えると、これは貞子が伽椰子を取り込んだ状態なのではないでしょうか。つまり、このバトルの勝者は貞子だったと考えられます。その証拠として映画のエンドロール後に、貞子の姿で伽椰子の声と動きをするものが登場する呪いのビデオテープが流れます。呪いのビデオテープは貞子側の呪いなので、そこに貞子のような伽椰子のようなものが映し出されるということは、貞子が勝利したという説が濃厚になるのではないでしょうか。伽椰子側の呪いの家の状態が映されたわけではないので詳細は分かりませんが、今回のバトルは強さの拮抗した2人が合体したのではなく、伽椰子が貞子に吸収された状態になったということで、貞子の勝利だったと思います。貞子と言えば呪いのビデオテープという印象が強いですが、今作の冒頭での森繁先生の講義にもあるようにビデオテープという文化が廃れ始めている現代、この都市伝説も聞かなくなってきたと話しています。確かに時代はビデオテープからDVD・Blu-ray・HDDと移り、それすらも不要とする動画配信サービスなども増えてきていますよね。そんな現代、貞子の呪いのビデオテープはどうなるのでしょう。今作のようにめぐり合わせで減りつつあるビデオテープ利用者の元を回り続けるのか、ビデオテープからDVD・Blu-rayなど新しい媒体に移すのか、SNS・動画配信サービスなどネット上を巡っていくのでしょうか。 個人的には、夏美がネット上にアップロードしたことで拡散されていく方法が気に入っています。近年、Twittreでの悪ふざけ行為の動画が大量に拡散、ダウンロードされて社会問題になっているように、呪いのビデオテープも動画になることでネット上で自動的に拡散・ダウンロードされていき、呪いは大量に広まるようになるのではないでしょうか。そうなれば、映画『着信アリ』シリーズのようにクラス・学校単位の大人数に広まっていき、大規模な呪い殺戮が起こるというのも面白いと思います。リングシリーズはあまり見たことがないのですが、ビデオテープが廃れ始めている現代だからこそ今後どうなっていくのか気になるところですね。貞子vs伽椰子は、ホラーでもないバトルでもないギャグとしても中途半端な作品だと個人的には感じましたが、だからこそ原作映画を観たくなりましたね。この映画ではホラー要素が薄れてしまってるいるので、今なら怖がらずに観れるんじゃないか!と観るきっかけになったり、こんな内容だったっけ?と確認の意味でも原作が観たくなるのではないでしょうか。なのでこの映画1つではイマイチな映画かもしれませんが、原作が観たくなる販促映画という意味では良い映画だったと思います。
同じく一種二種混合機の高尾の一騎当千はクソ過ぎて同じ319だとは思えないくらいこちらは良台だと思いますふらっと爆発力と伽倻子倒したときの吹っ飛び具合がたまりませんでした。一撃万発は軽く超えますね。ハマってしまいそうです。タケ貞子と伽椰子のコメディパチンコ。 モード共通演出ラッキーパトモード・信頼度頂上決戦専用演出予告&リーチ・信頼度伽椰子ジェノサイド専用演出予告&リーチ・信頼度貞子ナイトメア専用演出予告&リーチ・信頼度 [右打ち中・伽椰子ジェノサイド]・図柄テンパイ時にボタンをPUSH→プレミアム音発生…大当り濃厚!
白石晃士監督による映画作品「貞子vs伽椰子絶賛上映中! あまりに面白かったので小説版の本作も購入してみました。著者は「未完少女ラヴクラフト」などの黒史郎さん。白石監督も監督・原案としてクレジットされています(が、どの程度小説に関わっているのかは分からない)。
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